2021/04/04更新しました
クリスマスプレゼントにお歳暮やお年賀と、出費がつづく時期です。
がんばった自分にもご褒美を!
ついつい財布のひもがゆるくなりがち。
私は10年ほど前、家計破綻の瀬戸際にありました。
それでどうすればマイナス家計を黒字化できるか、真剣に悩んで今に到ります。
買わない生活を続けたことで、心境の変化に自分でも驚いているので、お伝えします。
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借金は病気と心得よ
お金がないのに買い物を繰り返して、クレジットカードをリボ払いにしていたら、ほぼ永遠に支払いは終わりません。
リボ払いは、月々5千~1万円など返済金額を軽くすることができる反面、実質年率15パーセントと金利が高い。
カード会社がリボ払いをおススメするのは、利用者の利便性のためではありません。
それだけ長く利用者から、お金をむしる取ることができるから。
バブル期とバブル崩壊してまもない頃は、住宅ローンの金利が べらぼうに高かったものです。
当時の住宅ローンは、一種のリボ払いと言えるにちがいない。
金融機関が住宅ローンの貸付けに躍起となるのは、やはり「うまみ」があるから。
払えなくなったら、差し押さえできますから。
私は住宅ローンを返すために、何もかも我慢して暮らさざる得なかったひとりです。
なんとか滞納せずに済みましたが、ふり返えると、いつ家計破綻してもおかしくない状態だったので、ゾッとします。
夫が借主で、妻の私が連帯保証人だったので、夫婦ゲンカしても離婚はできません。
連帯保証は、離婚後も付いてくるからです。
借金は病気。病気は早く治したい。
借金があるときは、大ナタをふるって、生活のムダをばっさりカットするのが早道です。
食品の買いすぎ防止
公認会計士の林總(はやしあつむ)氏は、節約に関する著書があります。
人生を黒字にするお金の哲学など、お子さん3人を育てて医大に進学させた体験にもとづくお金の考え方がテーマ。
林あつむ氏は、冷蔵庫がすっからかんになってから、買い物に行くようにすると、食材を余らせないで済むと、本の中で語っていました。
卵も牛乳もすべて食べ切ってから、スーパーへ。
私は食いしん坊で、つい食材を買いすぎてしまうので、ぜひ実践したいですね。
買うときは吟味して
ところで、私は安物買いの銭失くしをしがちでした。
しまむらにブックオフ、100均ショップが私のレジャーランド。
なので、買うことをやめるために心がけたことは、3つあります。
- 服はタンスからはみ出しているから、服を買わない
- ブックオフで古書を買い漁るのをやめる
- 100均の雑貨や、収納グッズはよく吟味して
安いからと買いこんだものほど、ゴミになりやすい。
まず服ですが現在、ふだん着はシンプルなブラウスです。
冬は中に薄手のニットを着ることがありますが、仕事中はきちんと感があるブラウスで。
元々ブラウスが好きなので、色違いを何枚も持っていました。
バーゲンセールを見ても、買わなくなりました。
それは、身長が153センチで、オバちゃんの私には似合うデザインがなかったことが大きいですね。
家電は、冷蔵庫を20年も使っているので、来夏は買い替えたい。
でも、壊れていなければ、また延期になるかもしれません。
なんでも使い果たすことをモットーにしています。
本棚の整理
ブックオフで本を買い漁った時期が10年くらいありました。
本がすきで、本棚が3つ。
しかし、床が抜けると困るので、あらかた処分し、今は本棚ふたつに収めるようにしています。
年齢とともに、重たい本を運ぶことができなくなるので、遅くとも60代までに さらに減らす予定。
100円ショップ
おそうじグッズやゴム手袋など必要なものだけを、買うことにしています。
最近買ったのは、セリアのしめ飾り。
今年も、台紙で金の扇 を作る予定。
しめ飾りとお供え餅は、夫の意向で毎年、買い替えます。
お供え餅は国産もち米にこだわりますが、しめ飾りは100均がお得ですね。
片づけ効果
モノを減らすために捨てて、片づけて、また捨てるを繰り返すと、「何のためにこんなに買いこんだのだろう」と、馬鹿らしくなります。
片づけ効果とは、家にあふれたモノにうんざりして、買わなくなること。
やましたひでこさんが提唱する断捨離も捨てまくると、空間が映えてくるから、散らかしたくないという気持ちになる。
つまり、モノを増やしたくないと、気持が切り替わるんですね。
モノの値打ちとは
買わないチャレンジをしたけれどリバウンドをして、何個も雑貨を買い、服も購入した。そういう声もありますね。
リバウンドを防ぐには、心の底から楽しむことがポイントだと思います。
年収が1千万円もあるのに貯金できないと、そんな話もよくあります。
- 食べるものにこだわりがある
- バッグや服は、高くても品質重視
- 化粧品や美容サロン、エステは必要なものだから、数万円しても惜しくない
メタボ家計だと、収入が高くてもお金が残りません。
しかし、一度贅沢を味わうと、心地よくてやめられないのが真実です。
そこをグッと我慢できるか。
暮らしのダウンサイジングは、慣れないうちは苦しいものなので、くじけずに続けることが大切。
私は買い物から、自分の気持ちを遠ざけることにしました。
もともと歴史民俗に興味があり、神社やお寺巡りも大好き。
買わない生活を続けるうちに、私にとって値打ちのあるものが変わりました。
服やバッグや宝飾品ではなく、日本の古くから続いてきた智恵や暮らしを知りたいと思うようになったのです。
この国は資源が少ないので、 庶民の暮らしは清貧という言葉がぴったり。
清貧とはむりに富を求めようとせず、行いが清らかで貧しい生活に満足すること。
今風の清貧は、ミニマリスト的な生き方も入るかもしれません。
私は、お金を殖やす投資ができないし、いろんなポイントを必死に集めることもできなかった。
ならば、買わない生活をして、質素な暮らしを楽しもうと考えています。
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お金をかけない楽しみ
図書館を利用して読書をしたり、公園をウォーキングしたり、町内のボランティア活動に参加したり……。
お金を掛けなくても、楽しむことはけっこうできますよ。
裁縫を覚えると、将来は役に立つかもしれません。
というのも、これから縫製工のスキルがあると重宝されるそうなんですね。
これから給料が「下がる仕事」「上がる仕事」全210職種を公開(週刊現代) | マネー現代 | 講談社(4/5)
ファストファッションの全盛が過ぎつつあり、アパレル業界は顧客の体型に合わせた多品種・少量販売や、古着をアレンジして着用することが増えそうとの予測があるんですね。
生きがいは、いくつになっても大切です。
なにか好きなことがあると、ワクワクして暮らせますね。
収入が少ないなら、少ないなりにお金を大切にしましょう。
お金を失わないように
最後に年末なので、付け足します。
詐欺はますます巧妙になっていますから、騙されないための知識も大切。
そして、1億円あるからといって、お金を見せびらかすとろくな目に遭いません。
犯罪に巻き込まれる率が高くなる!
もし有り余るほどの富をお持ちなら、きちんと納税して、あとは親のない子ども達のために寄付をすると、心の平安につながるでしょう。
押し買いの電話がきたら、すぐ切ることが大切です。高齢者のお宅は狙われやすいので、用心に越したことはないです。
年の暮れは、銀行やコンビニの強盗も増える時期、命の次に大切なお金ですから、守る技術も身につけたいですね。
いくら清貧に甘んじても、生活の必要経費はかかりますから。
まとめ
食料品の節約をふくめて、買わない生活を習慣にすれば、モノの価値観が変わることをお伝えしました。
消費の奴隷になって散財することに疲れたのなら、買わない生活はおすすめです。
それに低年収なりに、楽しく暮らすことは可能。
なぜなら感性を磨くことで、心の満足度が上がるからです。
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